各パーツたちの紹介~記憶媒体・電源~


OSを入れてパソコンを使うためには、記憶媒体が必要になってきます。また、起動するためには電源も必要です。

今回は、これらについて見ていきましょう。

 

まずは記憶媒体です。

・HDD(ハードディスクドライブ)

一般的に使用されるのはこれが多いでしょうか。特徴としては、安価で大容量のものが手に入るという部分が大きいでしょう。

どんどん低価格化しているので、容量の多さを求めるのならHDDの導入は確実だと思われます。

接続形式としては、IDEやS-ATAというものがあります。S-ATAの方が最新の規格ですので、そちらに合わせるのがいいでしょう。

・SSD(ソリッドステートドライブ)

HDDに変わる新たな記憶媒体として注目を集めているものです。

すべての性能においてHDDを凌駕しており、動作速度は体感できるほどです。性能差だけで決定するなら、もちろんこちらを選択したいところです。

ただし、値段が高い。ものにもよりますが、2TBのHDDが購入できる値段で100GBのSSDが買えるかどうか、というところです。

また、使用しているうちに速度が落ちてくるというのも問題。これに関しては開発企業次第だったり、対策法があったりもするのですが、まったくの初心者では対応が厳しいと思われます。

そういうことで、SSDを購入する際には作った企業が重要になってきます。安心して買えるのは東芝製でしょう。

キングストン・I-O DATA などの企業が委託販売をしているので、そちらの商品を調べみるのがよいと思われます。ただ、これらの商社が扱っているのは東芝製だけではないので、よく型番を見て判断しましょう。

どの型番ならある程度の信頼があるのか、ということはこちら(http://www19.atwiki.jp/vippc2/pages/48.html)などを参照してみるといいのではないかと思います。

SSDの多くはHDDよりもサイズが小さいので、ケースを選ぶ際にも注意しましょう。詳しくはケースの記事で説明します。

 

記憶媒体に関しては以上です。

SSDにOS・アプリケーションを入れ、大容量のHDDにビデオや写真などのデータを入れるようにするのが理想的な構成だと思います。

 

では次に、電源について。

電源も色々な会社から出ていますが、基本的に気にするべきなのは容量です。何ワット用なのか、ということですね。自分の構成するパーツたちがどれだけの容量を使うのかを計算する必要が出てきます。

と、というと難しそうですが、実はそんなに難しく考えることはないのです。検索エンジンなどで「自作 電源 計算」などと調べれば、ネット上で情報を選択するだけで必要な容量を計算してくれるサイトが沢山出てきます。

これらを利用して、必要な電力以上の電源を購入しましょう。

それと、あまり安いものはオススメできません。なぜかというと、電源はPCの心臓部であり、これが正常に作動しないとどうしようもないからです。

安物を使うと電圧が下がったりということもあるので、ある程度の価格の物を選びましょう。

これにも規格がありますので、ケース選びのためにメモしておきましょう。マザーボードの規格と同じようなものがあるはずです。

 

あまり目立つ部分ではありませんが、これらをしっかりと選択することも重要ですので気を抜かずに。

次はいよいよ、グラフィックボードの紹介です。

各パーツたちの紹介~マザーボード~


自作を行う場合に、他のパーツを選ぶ基準となるパーツがマザーボードです。

これの規格に合わせて、他のパーツを選択していくことになります。

そういうわけなので、本来ならば一番初めにこれを選ぶべきなのですが……。

実は、私が自作を行うときにはまずCPUやグラフィックボードを先に選んでしまいます。

というのも、自分の求める性能を持つPCを構成する場合、CPUやグラフィックボードの方が重要になってくるからです。

先に性能を左右するパーツを選択し、そのあとで規格にあうマザーボードを選択する、という手順が良いのではないかと思います。

それもあって、記事としてはCPUを先に紹介させてもらいました。CPUを紹介した時に、ソケット形状について少し触れました。

この「ソケット形状」とは、マザーボードにCPUを取り付ける際に重要な規格です。これを合わせないと、マザーボードとCPUを組み合わせることが出来ません。

まずCPUを選択・ソケット形状を確認し、それに合うマザーボードを選択しましょう。

 

グラフィックボードの規格は、最近のものではほとんど同じなのであまり気にする必要はありません。

ただし、グラフィックボードを2つ使う場合などはそれに対応したマザーボードが必要なので注意しましょう。

 

では、例としてGIGABYTE社の「GA-Z68XP-UD3R」を見ながらマザーボードの性能の見方を確認していきます。

基本的なスペックとしては、 フォームファクタ:ATX  CPUスロット:LGA1155  チップセット:INTEL/Z68  メモリータイプ:DDR3  メモリースロット数:4 PCI-Express 1X:3 PCIスロット:2 オンボードオーディオ:Realtek ALC889 VGAスロット:PCI-Express というところでしょうか。

順を追っていきます。

・フォームファクタ

これは、選んだマザーボードの大きさだと思っておけばいいでしょう。種類としてはATX、Micro-ATX、Mini-ATXというものが主です。この大きさによって、選ぶPCケースが変わってきます。

・CPUスロット

使うCPUによって変わってくる規格です。CPUに合わせるか、マザーボードを先に選択した場合にはCPUを合わせるかしましょう。

・チップセット

これも、CPUによって変わってくる部分です。また、チップセット次第でマザーボードの性能が変わってくると思っていいでしょう。様々な種類がありますが、ものによって機能が違うので調べて選ぶことをお勧めします。

・メモリータイプ

搭載するメモリーの規格です。最新の規格はDDR3なので、ほとんどはこれに合わせて作られています。余程の理由がない限りは、DDR3のマザーボードでいいでしょう。

・メモリースロット

メモリーを搭載できる枚数です。今回は4枚ということなので、4つのメモリーが搭載できることになります。この数が多ければそれだけ搭載できる最大のメモリーが増えます。ただ、メモリー自体も大容量になってきているので、そこまで気にする必要はないでしょう。

・PCI-Express/PCIスロット

追加でパーツを組み込みたい場合に必要になってくる部分です。組み込みたいパーツによって規格が異なるので、組み込む予定のある部品を確認してみましょう。

・オンボードサウンド

マザーボード自体に組み込まれたサウンド出力・入力です。別途でサウンドカードを購入・組み込むことでさらに高性能なサウンドを楽しむことが可能ですが、通常仕様ならばオンボードサウンドで問題ありません。

・VGAスロット

グラフィックボードの規格です。多くはPCI-Expressなので、ほとんどのグラフィックボードは組み込めることになります。一応、両方の規格が一致しているかを確認しておきましょう。

 

と、基本スペックはこのようになっています。

これに合わせて、次記事以降のパーツ選びをしていくことになります。

各パーツたちの紹介~CPU~


この記事からパーツの説明ということで、まずはPCの頭、CPUについてです。

 

まずは性能の見方。

例として、Intel社製の「Core i7 2600k」を見ていきます。

主なスペックとしては、クロック周波数:3400MHz  ソケット形状:LGA1155 コア数:4 というところでしょうか。

クロック周波数とは単純に性能を表しており、コア数はそれがいくつあるのか、ということを示しています。ソケット形状は性能とは直接結びつきませんが、大切な事なので確認しておきましょう。

 

クロック周波数とコア数についてもう少し詳しく説明します。

昔のCPUは単純にひとつのコア(=頭脳)で処理していました。しかし、最近では2つ以上のコアを持つ(=頭脳が2個以上ある)ものがほとんどです。

コアが増えたことによる利点は、同時に処理できるということです。

というのも、ひとつのコアでは同時にいくつもの作業をすることは出来ず、性能が高くても仕事が多ければそれだけ時間がかかってしまいます。しかし、2つ以上のコアを持つことが出来れば同時に処理をすることが可能だというわけです。

並行していろんなことができるようになったということですね。

今回の例でいくと、クロック数は3400Mhzで4コアです。つまり、3400Mhzの性能を持った頭脳が4つあるということです。

単純に数字の高いものの方が性能も高い、と覚えておけば間違いないでしょう。

ただし、コア単体の性能というものも重要です。こういったスペックでは分からない部分ではありますが、レビューサイトなどではベンチマークソフトを使って性能比較をしているところもあります。掲載された数値を確認してみるとよく分かるでしょう。

完全な初心者だと分かりづらいところではあると思います。

そこで、もっと分かりやすい見方を紹介しましょう。ズバリ、「値段で比べる」です。

というのも、CPUでは「同じような価格≒同じような性能」と言うことが多いのです。なので、ひとつのお店(オンラインストアなどが便利でしょう)で自分が目星をつけたCPUを確認してみて、値段があまりにも違う場合にはそれだけ性能差があるのだと思ったほうがいいでしょう。

 

では次に、CPU開発会社の違いについてです。

普通に売られているPCに搭載されているものは、ほとんどがIntel社製だと思います。

これを選ぶ方も多いと思いますが、自作であれば他の選択肢もあります。以下で見ていきましょう。

 

・Intel社製

言わずと知れたメーカーですね。主なPCに搭載されていると考えていいでしょう。

性能を求めるのであればここが一番だと思います。そのかわりに値段も相応です。

最近の主なラインナップは「core i シリーズ」となります。これは「i3」「i5」「i7」と分かれており、数字が上の方が性能も上と考えていいでしょう。ただし、クロック数やコア数を確認するのは忘れないように。

このシリーズから内蔵GPUというものが実装されており、これは後の記事で詳しく述べる「グラフィックボード」なしでも画面に出力できるというものです。ようするに、本来必要なパーツなしでディスプレイが使えるということです。

ただし、これを使うにはそれに対応したマザーボードが必要だと言うことも忘れずに。

また、最近になって第二世代のiシリーズというものが発売されました。名前だけだと分からないところなので、このあたりは自分なりに調べてみるのが一番ではあります。何が違うのかと言われれば色々と違いはあるのですが、あまり詳しいことは私自身が説明しきれないので割愛。

 

・AMD社製

Intel社と同じように自作では有名なのがAMD社です。

少し前までは性能も互角だったのですが、現段階では最新Intel社製CPUの高性能に若干遅れを取っています。

その代わりに、コストパフォーマンスはこちらの方が上。

そこまでの性能を求めないのであれば、AMD社製CPUという選択肢は十分に考えられるでしょう。

とは言っても、ほとんどの方が納得できる性能を持ったCPUを販売しています。

最近のラインナップは「PhenomⅡシリーズ」です。最上位機種であるPhenom II X6 1100Tでは、クロック周波数3300MHz、コア数6という性能を誇っています。

 

この2つが主なCPU開発会社です。

自作してからのCPU交換は可能ですが、ソケット形状が違うとマザーボードから変更しないといけないので注意しましょう。

同じ会社のものであれば同じソケット形状の可能性もありますが、2つの会社間での互換性はないのでIntel→AMDやその逆をするのなら確実にマザーボードから変更ということになります。

 

CPUの説明は以上です。

スペックの見方さえ分かっていれば、あとは地道に調べることで自分の気にいるものを発見できるはずです。